横浜遊学記



51:副社長と個人的な悩みと青空

e0026795_23415944.jpg今日は久しぶりに経済の友達のランチして、その後ゼミ。その後は国大出身で現在㈱三菱商事のボーダー(取締役会メンバー)にして、副社長執行役員の亀崎英敏氏の講演会を聴きに経済学部棟へ向かう。

そもそも1:00から始まってたらしいので質問タイムからの参加という飛び入り具合満載の30分だったけど、会社という枠組みの中で登りつめた人と直接話せる機会は嬉しい。

僕はメモ魔なので、30分でA4の紙3ページくらい質疑応答の内容を必死に写してました。話を聞いてるうちに”努力”についての亀崎さんの解釈とモチベーションの出所を知りたくなって質問。

「亀崎さんのお話を聞いていて、努力がいかに大切か、そしてそれのみが優秀な人間のたくさんいる中で抜きん出ることができる唯一の武器であることはよくわかりました。よろしければ、そこまでストイックな勤勉さを維持することができる理由を教えていただけますか?使命感によるところなのでしょうか、それとも、個人的欲求によるところなのでしょうか?」

ところで、この亀崎さん、相当変態だ。いい意味で凄く禁欲的。講演の途中文字で真っ黒になった手帳を見せてくれたのだけれど、そこには無数の○と×がと数字が。聞くところによると、若い頃に医者に脂肪肝であると診断されたときから「休肝日週に○○日持つ」と言われたことを忠実に守って、何十年経った今も続けているらしい。○の日はお酒を我慢できた日。×の日は飲んだ日。

数字は、腹筋と腕立ての回数らしい。氏の中でのノルマの回数が決まっているらしく、達成できないと次の日のノルマに加算されていくらしい。こんな地道な努力が何十年も続くのが凄い。

で、肝心の回答。相当いろんな内容を話して下さったので僕なりに要約します。

「僕は、負けず嫌いなんだ。何かを始めた以上、絶対に結果を残さないと気がすまない。小学校時代は書道でいくつも賞をもらったし、絵画も描いてみた。大学時代はディベートで日本2位になった。それぞれ今も続けていたとしたらそれぞれの分野で相当有名になっていることと思う(笑)。後は、活動したという欲求。周りと交わって影響を与えたいという欲求が僕を動かしているんだ。常に周りをリードしていたい。中学生・高校生を生徒会長をやった。これが何か始め、頑張れる理由だ。」

「努力を継続するためのコツは二つあると思う。一つは目標を完全に所有すること。そしてもう一つは、自分の到達点から目を離さないことだ。目標を所有するということは、仕事に追いかけられるのではなく、仕事を追いかけるということ。義務感ではいい仕事はできない。そこに自分なりの目的や目標を持ち込むことで、仕事を完全に自分のためのものとしてしまうことだ。到達点から目を離さないというのは、日々の自分の歩みを、過大評価も過小評価もしないということだ。たとえば私は手帳に○と×をつけているが、×が続くと自然と○が欲しくなって頑張ってしまう。しかし、おそらく記録していなければこんな気持ちにはならないだろう。小さいことだが、自分をもう一つ大きな視点からうまく管理してやることは一つのコツだと思う。」

うん。納得。

帰り道に一緒に参加したAとも話してたんだけど、いい意味で刹那的(ここでは、誰もが凄いとみとめるBig Picture-例えばマザーテレサやガンジーが持ってるような目標をイメージして欲しい-を持っているわけではないが、目の前の目標や現時点で手の届きそうなサイズの夢に対してひたむきに頑張るというプロセスを繰り返す生き方のことを指す)な人が成功するモデルを知れたのは僕にとって凄く大きな意味がある。

自分の人生を振り返ったときに、僕の生き方がまさにそのタイプだからだ。大学受験の時も、就職活動の時も、サークル活動の時も、バイトの時も、決して何年も前から夢見ていたことを実現させる手段として何かをしていたという意識がない。

興味があった、面白い。そんな単純な理由で勉強したり、就職活動をしたりしてきた。いろんな場面でそれなりの評価をもらいながらも、”夢”や”使命”を語るタイプの人に出会うと、自分の生き方がひどく場当たり的に見えて萎えることがあった。

しかし、小さい夢や目標を達成するという行為を重ねて行った結果、一歩引いて自分の人生を見たときにモザイクが組み合わさって一つの絵画のようになっているような生き方もいいと素直に思えた。そのときそのときの決断は、間違いなく自分の価値観から湧き出た思いに動かされたものだし、その前提に立って考えるなら、小さな矢印を俯瞰してみると大きなベクトルとなっていわゆる使命や夢を指しているんではないか。

漠然と未来をイメージするときに、考えただけでどきどきするような光景が浮かぶことがある。でも、達成するための道筋は見えない。でもきっとこのときの光景は無意識に潜在意識の深いところに刻まれてて、ある日ふと生まれてくる小さな夢や具体的で手の届く範囲にあるが少し厳しかったりする目標は、実現のためのそのどきどきするような光景を実現させる手段として脳みそが教えてくれてるものじゃないかと思った。

そう信じることができれば、迷いなく走り続けることができる。
少なくとも、今日の30分の講演を聴いて僕が得た答えはそれだ。
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*写真1「亀崎英敏氏と後輩達(相当緊張してます)」
*写真2「キャンパスからみた空 taken by T.Umeki」
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by yokohama-yugakuki | 2005-10-25 00:30 | ②Buisiness
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