横浜遊学記



2005年 11月 17日 ( 2 )


84:ネット漫画喫茶

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by yokohama-yugakuki | 2005-11-17 12:08 | ①Diary

83:一つの解答用紙から分かること

昨日は塾です。

で、持ってる生徒が某大手Sのフォローとしてうちの塾に来てるんですが、先日公開模試があったらしくて解答を持ってきてくれました。でも、解答用紙「だけ」。つまり、問題用紙や解説は一切家に忘れてきたとのこと。

「問題も読まずに解答用紙だけ見てなにがわかるねーん!」って、塾に入ったばかりのころ僕は思ってたんですが、師匠と(勝手に)仰ぐT先生が解答用紙だけをみながら生徒の状況とこれからの指導指針を社員の方に語っている姿をみて、いろいろわかるんだなぁと考え方を改めました。

以下が、その生徒の解答用紙になります。みなさん、たった一枚の解答用紙からこの生徒の状況に関するどんな情報が得られると思いますか?ちょっとじっくり考えて見てください(テスト用紙をクリックすると画像が少し鮮明になります)。

ちまみに、点数は63/150点。偏差値は40近辺です。

+++++
e0026795_949185.jpg
+++++

はい。どんなことが分かりましたか?

「字が上手い」「部分点ばかりで完答が少ない」「空欄があるところはがんばってとりくむべきだ」
「某S塾とかっていいながら思いっきり塾名出とるやないけ!」...おっと、これは僕への突っ込みですね。失礼しました。3分くらいで大体指針がたちます。

++++

僕がこの用紙を見て立てたこれからの方針は以下です▼

 ①知識の徹底強化→(四科のま○めをもう一回転させる)
 ②問題文を読んでいるときのキーワード(または心情)チェックを厳しく→(線を引かせる)
 ③選択肢問題における消去法の技術を徹底させる→(選択肢を細分化するクセを徹底させる)

それぞれの根拠を示していきます。


【①知識の徹底強化 (四科のま○めをもう一回転させる)】

まずざっと見て目につくのは、漢字の知識の不足による減点の多さですね。大問■1をみるとわかりますが、10問中3問しか正解していません。大問■2の問1を見ても1/2問。そして、大問■2も問2はカッコの形から推測するに「熟語の問題」もしくは「記号で答えられることわざや古語成句などの知識問題」です。(このような解答欄の形で文章の大意を問う問題も稀にありますが、そういう場合は最後の方に設置されているはずです)こちらは全滅ですね。

こういった模試では、大抵知識系の問題は一問あたり2点と設定されています。では、この生徒が知識の不足によって失ってしまった点はいくらくらいになるのでしょうか?

 ■1    2×7=14
 ■2-問1 2×1=2
    -問2 2×5=10

    14+2+10=26 A.26点

全ての問題に解答することは出来ないとしても、四科のま○めを真面目に一周させれば8~9割は正答出来るようになります。8割と見積もったとしても 34×0.8=27.2 偏差値は50近辺では一ポイント当たり2~3点で上下に推移する傾向があるので、偏差値に変換すると 27.2÷2.5=11.2 知識の徹底復習によって偏差値は10程度上昇するという仮説を立てることができます。

もちろんあくまで仮定の話ですが、努力した後の具体的な数値を教えると生徒のモチベーションが全く違います。そして、こんな風に数値化しないと、具体的にどれくらいの損失を受けているのか生徒はなかなか自覚するのが難しかったりするんです。では次にいきましょう。


【②問題文を読んでいるときのキーワード(または心情)チェックを厳しく→(線を引かせる)】

これも気づかれた方が多いかもしれませんが、得点はそう高くないにも拘らず、解き残した問題というのが以外にすくないんですね。最後の記述問題まできちんとたどり着いている。そして部分点を得ている。これは2つのことを意味しています。

 1.読むスピードが問題量に対して十分であること
 2.全体の要旨を掴む力・表現する力があること
 *最後の設問は全体の流れ・筆者の主張を把握していないと得点することが難しい問題が多い。

では、なぜ部分点しかとれずに終わってしまうのか?それは、「解答に盛り込むべき要素」を書き残しているからです(■3の最後の記述問題なんて、2/3以上空欄ですよね。これだけのスペースがあるということは、問題製作者が書いて欲しいことがもっとあるということです)。

記述問題の採点において、筆者の主張やそのときの登場人物の心情を端的に表したキーワードがきちんと盛り込まれているかどうかというのが非常に大切です。なぜなら、問に対する答えとして完璧なのは全文を引用することであり、ある程度の文字数制限によってそれがかなわない以上、文章や物語のエッセンスを凝縮した特定の単語や一文を根拠として示すしかないからです。

こう考えていくと、部分的をさらに上げる、または完答を目指すためにしなければならないことは「求められるキーワードをより多く盛り込むこと」ですね。この子はそもそも要旨を掴む力はあると思われるので、あとは”いかに注意深く”より多くのキーワードを汲み取れるかにかかっています。

記述問題の配点は10~15点と少し幅広いのですが、7割得点の解答と作れるようになったとして二つの記述で (12.5×0.7-3)+(12.5×0.7-5)=9.5 偏差値換算すると 9.5÷2.5=3.8 キーワードを注意深く汲み取ることで4程度の偏差値の上昇が望めると推測されます。


【③選択肢問題における消去法の技術を徹底させる→(選択肢を細分化するクセを徹底させる)】

大問■3に注目して欲しいのですが、選択肢問題(アとかイとかの記号で答える問題)の正答率が低いことが分かります(何と比較して低いといっているのかという突っ込みが来そうですが、そもそも模試は偏差値を散らすために難度のレンジが明確に定まっていますし-少なくとも出題者はレンジを作ろうと努力していると思われる→①と②で検証してきた内容から推測する彼の実力55近辺の人間が出す正答率ではいと思われ、何か技術的な問題を抱えていると考えるのが普通です)。

ちまみに大問■3は物語分or小説であると考えられます。記述回答の「自分」「ママ」「~と思った」などの単語より推測されるのと、一般的な模試は様々な出題傾向の志望校を持った生徒が受けるため偏りのある出題になることは少ないためです。

では、技術的な問題とは何なのか?原因は2つ考えられます。

 1.そもそも本文の理解度が低い=そもそも読解力が低い
 2.選択肢の検証の仕方が間違っているor荒い→選択誌を細分化させる

②でも検証しましたが、読解力そのものがないならば最後の記述問題で部分点を取ることは不可能です(読めてない文章を要約することは不可能)。傍線部の前後を注意深く読めていないという仮説を立てることも出来ますが、これは②で提案した指針に沿って読解を行えばさほど意識しなくても解決される問題です。

つまり、本文の内容を理解しているのに選択肢問題で得点出来ていないということは、単純に技術的な問題があって対応できていないのではないかという仮説を立てることができます。

一般的に、選択肢問題は技術さえ身につけばほぼ間違えなくなります。ここでは少なく見積もるとして正答率8割まで上昇するとすると 2.5×5=12.5 12.5‐6=6.5 6.5÷2.5=2.6。つまり、選択肢問題の技術をきちんと身につけることによって3程度の偏差値の上昇が見込めます。

こうやってみていくと、生徒の偏差値の伸びしろ+指導のおおまかな指針が、問題文を読まなくても解答用紙一枚からある程度わかってしまいますね。あくまで仮説ですが、こうやって仮説を立てるのと立てないとのとでは、実際に問題文が手に入った後で検証する作業のスピードに相当差が出ます。なにより、その場である程度のフィードバックを与えてあげることの意味は大きいです。模試の直後が一番復習する気になっているので。

まとめると、この生徒はは受験までの3ヶ月弱で ①11.2+②3.8+③2.6≒18 程度偏差値として伸びる可能性があります。40+18=58 ですが、受験する学校によっては②,③による得点の伸びが上記の数値以上にることは十分に考えられます。

指針としては▼

 ①知識の徹底強化→(四科のま○めをもう一回転させる)
 ②問題文を読んでいるときのキーワード(または心情)チェックを厳しく→(線を引かせる)
 ③選択肢問題における消去法の技術を徹底させる→(選択肢を細分化するクセを徹底させる)

ですね。

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うわー、長くなっちゃいました...。何が言いたかったかというと、少ない情報から仮説を立てる作業ってなかなか面白いよねーってそれだけなんです。はい。

もし最後まで読んでくれた人がいれば心のそこからありがとうと言いたいです。ありがとう!
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by yokohama-yugakuki | 2005-11-17 10:15 | ⑤Study


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