横浜遊学記



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11:ゼロからのMBA/佐藤智恵 -review-

e0026795_243642.gif経営系の学部で学ぶ大学生なら誰しも、MBA(Master of Business Administration/経営学修士)という単語を聞いたことがあるはずです。有名なところではハーバードやスタンフォード、最近では一ツ橋や神戸、早稲田や慶應などの日本の大学院のMBAを目指す人も多いようです。

経営系の学部で学び、来年から社会人を始める私も最近少しだけリアルにこの言葉を意識するようになりました。一番最近読んだのがこの本です。驚いたのが読みやすさ。MBAを取得しようと思うに至った動機から予備校の選定、受験の苦労に現地での生活の彩り。出来事とその時の心境が素直に綴られている印象を受けました。

著書に書かれていたMBA取得の目的の1つに、自分のキャリアの"選択肢を増やすこと"というものがありました。著者はNHKで音楽番組の制作に関った後でコロンビア大に留学していますが、その後のキャリアは経営コンサルタント。マスコミからコンサルって、普通に転職活動していたらおそらくたどらないであろう経歴ですよね。中には48歳で入学した女性の話も出てきます。ステップアップの手段であると同時に、自分の価値観を見つめ直した上で将来の選択の幅を大きく広げる機会を持つことが大きなメリットのようです。

本にはシェイクスピアを使ってリーダーシップを教える講義や、業績V字回復を専門に請け負ってきた元コンサルタントの授業など、興味をそそる内容が綴られています。おそらく、情報としてなら日本で得ることも可能なのだけれど、本当に価値があることはリアルタイムで世界中の優秀な人間と議論やHomeWorkをこなしながら共有できる時間だと思わせる描写でした。

世界中から学生が集まっている環境は日本ではなかなか再現が難しいし、そもそも英語で育まれた学問だから現地で学ぶのが一番いいのかと思います。私費留学だと1000万円はかかるみたいですが、その後しっかり就職できれば数年でローンも返せるようですし。こういった外因的な問題よりも、本当に入学する価値のある人間になることを気にしなきゃですね。

どうでもいいのだけれど、佐藤さんはICUの知り合いに顔が似すぎです。

*「ゼロからのMBA/佐藤智恵/新潮社/1400円(Book-off購入なので105円)」
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by yokohama-yugakuki | 2005-08-22 03:09 | ⑤Study

10:¥650の投資-横浜味市場-

e0026795_2163070.jpg横浜駅西口を岡田屋MORE's方面に少し歩いて橋を渡ると、居酒屋が立ち並ぶ通りに入ります。500円~1000円の良心的な値でランチを提供してくれるお店が多いのですが、Fast foodフリークの僕はなかなか足を止めることがありませんでした。

行きなれている場所で食べなれたメニューというのも悪くないのですが、結局同じくらいの金額を払うのならば、毎回違うお店で趣向を凝らした様々なメニューに頭を悩ませる方がこの辺りにも詳しくなれるし有益だなと思い、橋のふもとの"横浜味市場"でランチすることに。

メニューは「石焼スープカレー丼」。ジャガイモが丸ごと一つ入っているワイルドさ。おなかが減っていたので普通に食べてしまいましたが、"石焼"らしくもっと混ぜてから食べたら美味しかったのかな。

具の方を先に全て食べてしまった後はひたすらご飯と格闘で、隣で外回りのサラリーマン風の人が食べていた海鮮丼の方が美味しく見えたり。お昼から居酒屋にいるのってなんか変な感じ。

今までは、昼食を外で食べるときは忙しい時が多くて"摂取"という感覚が拭えなかったけど、ちょっと時間があるときにこうして色んなお店を覗いて見るのも楽しみのひとつになりそうです。

*写真「石焼スープカレー丼/横浜味市場」
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by yokohama-yugakuki | 2005-08-19 02:36 | ①Diary

9:P&G Global Buisiness School

e0026795_752272.jpg先日徹子の部屋で、肩甲骨体操で有名な斉藤孝先生がゲストとしてお話されていました。一番興味を引かれたのは、小学生を相手にして夏目漱石のぼっちゃんを一緒に音読して読破したという話。6時間かかったそうです。その中で、途中に一旦疲れてしまうのだけど、それでも続けているとエネルギーの穴(?)のようなものが開いてきて逆に元気になるという現象が起こるのだそうです。6時間の音読を終えた子供達は異様なハイテンションになっていたそうです。

私が就職活動中に"穴が開く感覚"を覚えたのがP&G主催のGLOBAL BISUINESS SCHOOLという二日間の短いインターンシップでした。1500人のうち46人が選ばれて、7~8人のチームを作ってMarketingやFinance等というファンクションの役割を体験するというもの。

参加していた人たちの内定先はB・C・G,Goldman Sax,電通,フジテレビなど、いわゆる難関というわれる企業でした。それ故に、グループワークでの議論はスピード感があり、なおかつとても重いものでした。夜は原則仕事禁止となっていましたが、おそらく誰一人守っていなかったと思います。会議室で、ホテルの部屋で、与えられた課題に関して二日間ぶっ続けて議論を重ねました。

最初の方は、集まったメンバーの頭の回転の速さと自信に満ちた語り口に正直たじたじでした。グループワークが始まって3時間程度経ったところですっかりくったりしてしまいました。しかし、選考なので疲れて脱落というわけにもいきません。一旦会議室を出て、ホテルの一室に集まって議論続行。ついに逃れる術がないと覚悟をくくって正面からぶつかり続けていくうちに、なぜか体と頭が軽くなっていく感覚に襲われました。それまで溜まっていた疲労が、心地よいだるさになって集中力が増してくる感じです。短距離を全力で走った後に溜まった乳酸が分解されていくような感じです。

その勢いで二日目に突入し、奇跡的に何度か議論を動かすようなシーンも生まれ、選考は突破することができました。ほぼ20時間近くぶっ続けで議論しているはずなのに、眠いとか疲れたとかいう感覚ではなくひたすら心地よいだるさ。何か大きなエネルギーが体を通り抜けていった感じです。

これから社会に出て、様々な競争の中で勝ち抜いていくにはこの高い集中力を生むための"スイッチ"のようなものを意識的に入れる必要があるなと感じました。そのために必要なのは、目の前の状況を全て受け止めて、自分の出来ることに集中し続ける力かなと。

班メンバーからは「お前が一番元気だったのは最後のパーティーのときだった」と言われましたが。
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by yokohama-yugakuki | 2005-08-15 23:00 | ⑧シュウカツ関係

8:大願時宿舎の思い出

e0026795_22261219.jpg友達と家で遊びながら、いつもうっすらと耳にしていたのがピアノの音でした。ちょうど真上の部屋に住んでいたのがピアノの先生でした。ある日いてもたってもいられなくなって、母親に頼んで先生の部屋に連れて行ってもらいました。そこで生徒との連弾で聴かせてくれたのがアヴェ・マリア(おそらくC.F.グノー)という曲でした。僕はよく覚えていないのですが、夕日に照らされながらの二人のピアノ演奏に甚く感銘を受けたらしく、しばらくはその話しかしなかったそうです。「ピアノを習いたい」からはじまって「ピアノが欲しい」。実家にいくらか援助してもらって、幼い私の望みは全て叶えられました。

YAMAHA系列の教室から鈴木メソッド、町外れのピアノの先生…。幼いながらに頑固だったら敷く、この人から学ぼうと思える先生に出会えるまで相当な数のピアノ教室を回ったようです。そして最終的に出会えたのが鯖江という地区の先生でした。いつも駅まで赤い軽自動車で迎えに来てくれる、きびきびした女の先生。練習法も一風変わったものでした。

習い始めてからしばらくはひたすら和音の聴音。最近よくTVのCMでやっている、先生がぽーんっと和音を引いて生徒が「ドミソ!」と答えるやつです。ただ、20年近く前に聴音をやっている教室は今よりずっと少なかったと思います。そして、ドミソは「ツェエゲ」だった気がします(ドイツ語の音階で発音させられていました)。聴音がちゃんと出来るようになると、一度耳で聞いた曲をピアノで再現できるようになると教えてもらいました。その言葉を信じて練習に励んでいたのですが、私は覚えが余り早くなく、3ヶ月も経つころには母親も少しあきらめムードだったらしいです。

ある日、テレビで流れているラジオ体操の曲に合わせて突然ピアノを引き出したそうです。ようやく脳の中で、音声解析の回路と指の運動神経が連携をとった瞬間でした。

小学校・中学校・高校と、家に帰るとまずピアノを弾いていました。音楽の時間に習った合唱曲から、テレビから流れるヒット曲まで、聞こえる音を片っ端から耳で覚えて弾いていました。今でも、外に出たときにピアノを見つけると思わず触ってしまいます。好き勝手いろんなピアノを触れる楽器屋さんや電気屋さんが大好きです。マレーシアのホテルラウンジではさすがに怒られましたが。

社会人になったらグランドピアノがおける部屋を借りようと思います。
20年来の付き合いの友人のために。

*写真「マヨルカ島のバルデモッサ修道院・ショパンのピアノ」
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by yokohama-yugakuki | 2005-08-04 10:36 | ⑦Identity

7:競争戦略論のApplication

e0026795_13174867.jpg競争戦略論という講義がありました。要約すると「内と外」「要因とプロセス」という4つの要素の組み合わせで戦略を考えるといういたってシンプルなものです。でもこの競争戦略論、すごく応用範囲が広いんです。恋愛と経営戦略に共通点があることはよく言われますが、そのほかにも日常生活で使える場面が多々有り、このスキームを使って物を考えるのは楽しいです。今日はちょっとだけ復習しようかと。

戦略には4通りあるというのが本の趣旨。
まずは「内」に注目した二つの戦略。
1.資源アプローチ
2.学習アプローチ
要するに、資源アプローチ=才能や能力を持つこと。学習アプローチ=それらを使って学習することで進化することですね。

次に、「外」に注目した二つの戦略。
3.ポジショニングアプローチ
4.ゲームアプローチ
ポジショニングアプローチ=市場の中で自分が一番大きな利益を享受できる位置を把握する。ゲームアプローチ=競争している相手の出方に対応して適切な戦略をとることです。

合コンを例にとって考えてみます。ルックスがよかったり、話術が巧みであるならば1.の資源アプローチが有効であるといえます。合コンの相手の求めるものを知っていくことによって適切な対応をとることが出来るようになることは2.の学習アプローチですね。例えば、ケツメイシのファンだと分かったらライブに行ったときに話をするとかですね。

次は外に注目した戦略について。一緒に合コンに参加した男友達の中にスポーツマンタイプが多かったとすれば、自分は知的なトークで切り崩そう(両方あれば最強ですが、あくまで自分のアピールポイントをどんな方向で伸ばすかという点においての話です)と考えるのがポジショニングアプローチ。一緒に参加した男友達が3人中2人一番右の御しとやかな感じの女の子を狙っているならば一番左の闊達な女の子を狙っていこうとするのがゲームアプローチですね。

世の中のおよそ全ての意思決定は、この内と外・要因とプロセスを組み合わせて作られたアプローチの集合体をベースにして行われているのでしょう。無意識ながらも人間ならみんなやっていると思います。戦略論てそもそも、戦争時に軍隊を動かすために生まれた理論を経営のために応用したものなのだそうです。だとすればまさに、生き残るために学問。つまり、人間が生活していく上でのおおよそ全ての意思決定にベースにある考え方であったとしても不思議ではないなと思います。
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by yokohama-yugakuki | 2005-08-03 13:58 | ⑤Study


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