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横浜遊学記



18:沖縄旅行のオマケ

18:沖縄旅行のオマケ_e0026795_0433240.jpg実は沖縄からの帰り道、経由便ということで長崎に立ち寄りました。そこで同じ部署のNちゃんの家族に長崎料理を色々とご馳走になりました。

空港に立ち寄ったのはほんの一時間程度だったのですが、長崎ちゃんぽん・角煮・餃子と、王道と思われる料理を振舞ってもらった後で止めとばかりに角煮饅頭と枇杷ゼリーをお土産に頂きました。その角煮饅頭を頂いたのですが、言葉に尽くせぬほど美味しかったので記事に。

遠い昔、異国文化の入り乱れる長崎に、中国から伝わってきた中華料理。やがてそれが独自の進化を遂げ、「卓袱(しっぽく)料理」と呼ばれる長崎独自のジャンルとして、九州に根付いたようです。ほんと日本て、島国ゆえにいろんなものを取り入れる機会に恵まれてますよね。

「角煮饅頭」は、そんなしっぽく料理の中でも代表的な一品らしく、じっくりと煮込まれ、トロトロになった豚の角煮を、ふわふわの真っ白なホイカツではさみ込みこんだその風貌は長崎県民でなくとも見覚えがある方も多いようですね。中華のトンポウロウ(東坡肉)とよく似ていますが、さらに脂分が抜かれているので、脂っこくないのが特徴のようです。ダイエットにもぴったり(?)!

一説によるとこの角煮饅頭のルーツにもなっている東坡肉は、中国の観光名所でもある杭州の西湖にある"蘇堤"の建設に携わった20万人もの人々のために作ったものであるそうです。いったい何頭の豚さんが角煮にされたんだろう。でもきっとそんなに頻繁には食べれないはずだから、新年のお祝いとか皇帝の誕生日とか、そんなおめでたい日に振舞われたんだろうなぁ。

地元の活性化とばかりにちょっと理解に苦しむお土産を作ってしまう県とかたまに見るけど、自分の県のルーツを探っていくと、本当に強みを活かしたお土産ものが出来るんだなって実感しました。出島があったってことを、長崎は資源としてとても上手に活かしているように見えました。

いつかコンビニの什器に角煮饅頭が並ぶ日を夢見てます。

*写真「岩崎本舗/長崎角煮饅頭」
# by yokohama-yugakuki | 2005-09-29 01:04 | ①Diary

17:Decision-makingの本質

17:Decision-makingの本質_e0026795_22103922.jpgどっちが特で、どっちが損か。僕は自分の人生での選択を考えるときに"成功の大きさ×実現できる可能性"、つまり期待値みたいなもので定量的に考えて決めることが多いです。学生生活を振り返ってもちょっと打算的。その物事に取り組んだ後で自分が得るものを具体的にイメージできないものには手を出してないし。でも実際、みんなそんなものなのかな。

JAZZ研時代の友達の一人なんかは、バイトからサークルから友人関係から、全部音楽一色。好きなことしかする気も無いみたいだし、していないように見える。周りからの評価とか、やってること一つ一つが社会に出てからどのくらい役に立つのかとか、そんなことよりもきっとずっと大事な価値基準で動いているようでときどきなんだか嫉妬を感じたり。

4年間てモラトリアムの時間の過ごし方って、そんな風に自分を中心に全ての意思決定が出来る最後の期間なのかなってことに今更気づく。身近で僕の生活を見てる人には「お前は十分好き勝手に生きてるだろ」っていわれそうだけど、その実合理主義の呪縛みたいなものから自由になる瞬間てあんまり多くなかったり。でも逆に、そうやって無駄だって判断した(それはあくまで頭でジャッジしたものであって、心から無駄だと感じてのとは違うんです)ものを切り捨てて生きるのって、長い目で見たら絶対寂しいだろうと。頭と心が戦って、心が勝つ瞬間を増やしたいなと。

人生って決断と、その結果の集合体。
迷いなく「自分の為に生きてる」って言える人生にしたい。

*イラスト「竹久夢二/青い酒」
# by yokohama-yugakuki | 2005-09-28 23:00 | ⑦Identity

16:男女4人沖縄夏物語

16:男女4人沖縄夏物語_e0026795_22453772.jpg3ヶ月前から企画執行責任者として動いていたDebate Tournamentも無事終了したので、20日から二泊三日で内定先の同じ部署の男女四人で沖縄旅行に行きました。なんてったって生まれて初めての沖縄旅行。幸い熟練旅行者のメンバーがいたので、彼女のリードにしたがって北へ南へ大移動。美んちゅ水族館から姫百合の塔、地元民しか知らないような玄人好みのするようなお店まで存分に味わいました。

飲食店の特徴としては、①メニューの数が少ない②店員さんの動きのテンポが独特③甘さ控えめ…とかかな。ソーキ蕎麦のお店なんか、殆ど3種類くらいしかメニューがないですからね。でも、出汁をとったお汁は本当においしい。ごぶごぶ飲んでしまいました。同じメニューでも、お店によって麺の固さや味が微妙に違うのもまた楽しみの一つ。ハイビスカスのジュースなんかも飲んだのですが、100%果汁ってことで、とてもすっぱい。これに黒蜜を入れて飲むのがまたおいしいのですが。

16:男女4人沖縄夏物語_e0026795_22492062.jpgホテルはprivate beachも完備していたので朝は身体を焼き焼きするタイム。ココナッツの香りがするOilを男二人で塗りあいました。沖縄の海は、湘南の海よりも少し塩っ辛い気がするのは思い過ごしかな。横浜に帰ってきてからも体があれまくりで少しあせりました。母親がオリンピック選手だったというメンバーと遊泳競争。10mしか泳いでないのに2倍近く引き離される俺。小学校の時は町で一番速かったんだけどなぁ。

ホテルの部屋ではオリオンビールと泡盛を片手に語り合い。みんな喋る喋る。バックグラウンドはみんな違うはずなのに、なぜかくくれる共通項みたいな不思議なものを感じてしまう。みんなちゃんと信念を持って生きてるんだよね。N嬢なんてどんな悩みを相談しようとも2秒くらいで答がかえぅてくるし。いやぁ、来年からこんな人たちと仕事をするのね。

16:男女4人沖縄夏物語_e0026795_9105859.jpg店員さんにもハーフっぽい人が多い居酒屋"裏庭"。ホテルのスタッフの人があまりにプッシュするからここに決めたのだけれど、ホントは店の店員さんとぐるだったんじゃないの~なんて説も。海葡萄の不思議な食感に感動。この海葡萄さんとはこの旅でなんども再会することになります。結構山盛り食べて3000円くらい。学生にも優しい店だわ。帰りには近くのBlue sealアイスによってココナッツ味のアイスを堪能。

配達もやってくれるみたいなんだけど、送料がアイスと同じくらいかかるんだもの。きっと頼むことはないのだけど、一応チェック。31よりはメニューの数は少ないけれど、沖縄にしかない味ってのと周辺の不思議なグッズたちがまた魅力的。Tシャツやらバッジやら、チョロQまであったなぁ。

16:男女4人沖縄夏物語_e0026795_93004.jpgなんだか食べてばかりの旅ですが。姫百合の塔と平和記念公園には初日に立ち寄りました。エピソードの詳細さには、正直目を背けたくなるくらいでした。記念館全体の雰囲気もあり、実際に自分がそのにいるような、不思議な気持ちです。特に、病棟とは名ばかりの防空壕の中で負傷した兵士の治療に奔走した医師と女学生の様子が描かれた書物には言葉を失いました。極限の中で人の為に働くことの凄さを感じました。

日本であって、日本でない。沖縄にいながらずっと感じていた感覚です。最終日に立ち寄った国際通り周辺の市場や商店街の様子とかは、熱海とかよりもマレーシアのChina townに近い。米軍基地が近くにあるあたりの道路の雰囲気も、街路樹がヤシの実だからってのもあるかもしれないけど絶対に他にはない風情。なにより、立ち寄る店の店員さんにも町の人たちにも、あまり"焦燥感"を感じない。話してると不思議なリズムに引き込まれそう。でもちょっと警戒されてる感じもしたかな。

来年の夏にまた来よう。
この土地が望もうが望むまいが、きっと来よう。
# by yokohama-yugakuki | 2005-09-27 10:19 | ④Social

15:One step closer.

15:One step closer._e0026795_10552434.jpg遺伝子的に考えれば、ほぼ無限に近い組み合わせの中からただ一つだけの可能性を選んでこの世に生まれ落ちててくるということ。

そして、20数年間という短くも長い年月の中で、折々で出会う環境や人に揉まれ、磨かれながら築いてきたPersonality。改めて生まれ・生きるってことを振り返ると、目の前にいる人が、それまでの人生を生き抜き、愛おしいと思える何かを有してくれていることに対して単純に感動します。

昨日は大切な人の一人が、23回目の誕生日を迎えました。

基本的にめんどくさがりなので、誕生日といえども家でおとなしく過ごすことが多かったのですが、今回はお店の予約やプレゼント選びなど、一通り手間をかけました。お店は恵比寿の"郷"。入り口が迷路みたいになっているトトロの森みたいなお店。電話に出てくれたスタッフの方がいろいろ協力してくれて、ロフトのような天井裏の個室とバースデー特別仕様のデザートを用意してくれました。おまけにスタッフの人がHappy Birthdayの歌まで一緒に歌ってくれました。

沖縄土産のアイスクラッシュのグラスとバースデープレゼント、Happy Birthdayの歌と名前の入ったデザートプレート。奇を衒った試みは一つも無いのだけど、彼女の中での僕に対する期待値は越えていたようで、驚きと感謝の気持ちを伝えられて満足。いつも距離を詰める作業を急ぎすぎてしまうから、こんな風に少しずつ積み上げていく感覚に少しの戸惑いと不思議な安堵感。

One step closer to you.
More haste, less speedっていうし。
# by yokohama-yugakuki | 2005-09-26 20:45 | ④Social

14:初めての結婚式

14:初めての結婚式_e0026795_10594597.jpg今日は生まれて初めて人様の結構披露宴に参加させていただきました。しかも、司会としてです。

式そのものは、終始フレンドリーな雰囲気で進み、主人公の二人が思い描いたものとかなり近いものになったのではないかと思います。

ゲストが全員起立せずに乾杯をしてしまったり、アドリブをふる相手を間違えてテンパらせてしまったり。

小から大まで様々なちょんぼが潜んでいましたが、みんなの機転の利いた受け答えとスタッフの人たちのナイスフォローのお陰で無事全てのプログラムを終了できました。さすがにWeddingPlanerの方の落ち着きぶりはすごかった。

途中の打ち合わせで何度もお話したPlanerの方の仕事への真摯な姿勢には何度も感動しました。自分がもし式を挙げるなら、この人に頼みたい!と思ってしまいました。(お前は結婚できるのか?って声が聞こえてきそうですが…)

就職活動中は"メーカー"とか"金融"とか、とりあえず業界に分けて仕事をみるクセがついていましたが、今回の仕事を通じて「人の気持ちになる」という作業がいかに大切で、全ての仕事のベースとして必要とされるものであるかを思い知らされました。サービス業はメーカーであり、メーカーもサービス業なんだなぁ…と。やっぱり何かを作り上げることはとても楽しいことだと思いました。

夏休み中に何度もミーティングして12分間に全てをかけたゼミ生の余興も、予想以上の反響を持って幕を閉じました。それにしてもみんながあんなに役者だなんて知らなかった!

こんな体験をプレゼントしてくれたゼミの先生と新婦さまに感謝。
そして、二人のこれからに幸多からんことを!

*写真「Portside Villa Yokohama taken by H.yachi all rights reserved.」
# by yokohama-yugakuki | 2005-09-25 17:06 | ③Project


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